スティーブ・コーゼンの軌跡

英米でリーディングに輝き、5か国のダービーを制覇した天才騎手スティーブ・コーゼン (Steve Cauthen) に関する情報を記載します。

いったん交わされてから馬を伸ばして勝たせたレース集 -最後まで脚を使わせ切るコーゼン-

以前のエントリーでコ―ゼンの「逃げて差すかのような変化自在な逃げ」を取り上げましたが、ここでは逃げも含めて「いったん先頭に立った後、他馬に交わされ、そこから再び馬を伸ばして勝たせたレース」をまとめて載せておきたいと思います。もちろん「再び馬を伸ばす」といっても、実際は他馬の騎手が急仕掛けしてもコーゼンが惑わされず相手がバテたケース、後ろから来る馬を待って全開状態にしないままじっくり追い続けたコーゼンの馬が最後まで伸び切ったケース、コーゼン自身が明確に追い方を変えて馬を伸ばして差し返していることが分かるレースなど、様々なケースがありますが、とりあえずまとめて載せておきます。ただ、ここでも再度強調しておきますが、コーゼンは他の騎手の仕掛けに惑わされません。自らの馬のリズムを守り、完璧と言えるタイミングで動き出すことができる。これもコ―ゼンの凄さのひとつです。

・1992 Fielden stakes

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※一度交わされたあたりをよく見ると、交わされてからコーゼンが重心(腰)をギュっと下げて追っている(追い方を変えている)ことが分かります。相手が勝手にバテたから差し返えしたわけではありません。コーゼンの対応が無ければ負けていたでしょう。

・1992 Thresher Classic Trial

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・レース名不明(パット・エデリー騎乗馬とのマッチレース)

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・1992 Earl Of Sefton Stakes

1着はコーゼン (Sure Sharp)、2着は当時21歳のランフランコ・デットーリ (Adam Smith)。この二人の叩き合いです。

ラチ沿いの白と赤の縦縞の勝負服・黄色帽がデットーリ

馬群中央、コーゼンの一頭分後ろにいたデットーリが、左側に一頭分のスペースが出来た瞬間にスッとそこに移動。そこからラチ沿いを抉るように、先頭のコーゼンを含めた先団の馬たちを出し抜くように残り600m付近で一気に先頭。しかしコーゼンはデットーリの動きに惑わされず、自分の馬のリズムを崩さずに追い続け、きっちり抜き返してゴールイン。デットーリの馬群捌きや、コーゼンとデットーリの叩き合い、腕も含めて全身をしならせるように使い全身で馬を追う二人のフォームも見どころです。

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・1987 Royal Lodge Stakes

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・1989 Tattersalls Musidora Stakes(騎乗馬はラムタラの母馬であるスノーブライド

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・1988 Burtonwood Brewery Summer Trophy

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・1988 Racecall Acomb Stakes

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※番外編

・1977 Futurity Stakes

アファームドとアリダーのマッチレースは1978年のベルモントSが有名ですが、1977年の2歳時にもあります。このレースでも、アリダーが一度先頭に立った後、コーゼンとアファームドが差し返しています。接戦に強いアファームドが凄かったといえばそれまでですが、17歳のコーゼンの冷静な騎乗ぶり、完璧な動き出しのタイミング、背中が真っ平なままの道中の姿勢、下半身がブレずに上半身が弾む追い方…本当に見事です。

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以前のエントリーでも取り上げた以下の2レースも再掲しておきます。

・1983 Royal Lodge Stakes

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・1990 Great Voltigeur Stakes

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