2024-01-01から1年間の記事一覧
以前のエントリーでコ―ゼンの「逃げて差すかのような変化自在な逃げ」を取り上げましたが、ここでは逃げも含めて「いったん先頭に立った後、他馬に交わされ、そこから再び馬を伸ばして勝たせたレース」をまとめて載せておきたいと思います。もちろん「再び馬…
先のエントリーで、コーゼンの騎乗はとにかく「丁寧」で「繊細」、それでいて「大胆」、本当の意味で「正確」な騎乗だと書きました。 その観点から言うと、ディミニュエンド (Diminuendo) で勝利した2つのオークス (1988) も素晴らしい。1988年のイギリスオ…
2023年に公開されたコーゼンのイギリス競馬殿堂入り記念動画において、元イギリス人騎手レイ・コクレーン (Ray Cochrane) はコーゼンについて「レースの戦術面でも圧倒的に優れていたが、同時に本当にクリーンに乗る騎手だった。彼が他の馬の邪魔をしている…
私はこのレースこそ、スティーブ・コーゼンのベスト騎乗だと思います。 コーゼンの名騎乗、特に馬群捌きの凄さで有名なのは、先の記事でも取り上げた1983年のDubai Champion Stakesだと思いますがー密集した馬群をこじ開ける凄みはDubai Champion Stakesの方…
「馬群をこじ開ける」という表現が、これ以上相応しいレースが存在するのか。 2022年にレーシング・ポストがコ―ゼンに対して行ったインタビューでも取り上げられていた、コーゼンの名騎乗として必ず名前が挙がるレース。圧巻の馬群捌き。 アスコット競馬場 1…
1990年のキングジョージでは、スティーブ・コーゼンとマイケル・キネーン、そしてイギリスに遠征中だった日本の柴田政人が激しい叩きあいを見せました。特に、コーゼンとキネーンの叩き合いは本当に見応えがあります。また、この3人以外にも、当時19歳のラン…
アファームド (Affirmed) とアリダー (Alydar) のライバル関係や、18歳のスティーブ・コーゼンによる史上最年少での三冠達成に関しては、関連する話題が書かれている記事や文章がたくさんありますが、ここでも触れておきます。 1978年、デビュー3年目に入り…
渡英して3週間でフォームチェンジしてイギリス初騎乗初勝利。 渡英して1ヶ月半で2000ギニー制覇。 漫画みたいな話ですが、これをコーゼンはあっさりとやってのけました。 イギリスに渡ったのは1979年3月。 前年の1978年、18歳のコ―ゼンはアファームドに騎…
以前のエントリーでも触れましたが、スティーブ・コーゼンと福永洋一の馬上での姿勢はそっくりです。 stevecauthen.hatenablog.jp 上記エントリーでは直線での追い方を中心に触れていますが、道中の姿勢(支点の位置や軸の作り方、前傾具合)もそっくりです…
コーゼンのフォームの凄さが分かる、リファレンスポイント (Reference Point) で勝利した1987年のイギリスダービーとキングジョージを取り上げます。両レースとも逃げ切り。 身体の軸が全くブレないまま、馬のリズムに寸分の狂い無く合わせて上下に動くコー…